キャピタルゲインかインカムゲインかそれが問題だ

最近,証券会社に眠っていた資金の運用を再開しだした.今までは主に株だったが,今回は投資信託とFXである.

投資信託は主に日本株INDEX+海外株INDEX+海外債権INDEXのバランスに海外REITのINDEXと欧州関係のアクティブファンドをプラスしている.日本債権は現行の金利安及び短期での金利上昇の考え辛さから考えるといまいち食指が動かないところだ.
後は定期的にバランスさせつつ,推移を見守っていけば良いだろう.

投信は上記のような形でよいとして,問題はFXである.今回始めてFXに手を出してみたが,非常に儲け易いシステムだと思う*1.実際,投資開始から1週間で6%程度のキャピタルゲインが出た.レバレッジも現状7倍ぐらいなので,レバレッジをもっと効かせて運さえ良ければ多大な利益を得ることもそれほど難しくないだろう.

我輩にとっての問題はこのキャピタルゲインが高すぎることである.こと投資において儲け易いということは損し易いことと同意義だ.今回のキャピタルゲインはたまたまそういう流れに合っただけで,逆の状況も十二分に考えられる.我輩がやりたいのはギャンブルではなく,定期的にキャッシュを生み出すシステムの構築であり,それにはインカムゲインで十分なのである.

ユーロや豪$の金利は5%弱で,レバレッジを倍程度に聞かせれば10%弱のインカムゲインであり,リターンとしてはそれで十分だ.*2.ゆえに,今後の課題としてはいかにキャピタルゲインを抑え,インカムゲインを得る為に長く資金を保持するかにかかっている.

そのために絶対に必要なのは損切りポートフォリオの構築である.損切りで致命的な損失をさけ,値動きが違うものを組み合わせてキャピタルゲインの平均を0に抑えることが目的だ.現状は指値+逆指値発注で損切りと利益確定のセット注文を出しているが,どちらかの注文が確定した後の行動をどう取るかが悩ましいところである.
損切りした後に値上がりを見込んで再度発注するか,それとも別の通貨にローテーション発注するか,何らかのルールが必要である.

FXの本でも買ってセオリーでも調べてみる必要があるだろう*3

*1:主婦がウン千万円稼いでウン千万円の未申告で追徴金食らったとかいう報道が納得できるほどに

*2:そういう意味では,現在のレバレッジもちょっと高い.ボーナスが入ったら今と同程度の資金を投入し,レバレッジを3倍程度に抑えておきたい.

*3:先にそれをやれという気はしなくもない